結婚相談所と婚活コーチの分離戦略

こんにちは、婚活コーチ開業予備校「ブラッシュアップスクール東北」で「起業・開業」・「WEB集客」・「予防法務」の講師及び顧問を務めています行政書士の大場です。
今回のテーマは「結婚相談所と婚活コーチの分離戦略」についてお話していきます。
婚活支援のニーズが高まる中で、「結婚相談所」と「婚活コーチング」の両方を取り入れる方が増えています。
ですが、これらを一体化して提供してしまうことで、かえって成果が出にくくなってしまうケースも少なくありません。
今回は、婚活サービスを本気で成功させたい方へ向けて、「結婚相談所」と「婚活コーチ」を分けて展開する戦略についてお話していきます。
1. 目的が異なる2つのサービス
最初にお話しすべきは、結婚相談所と婚活コーチは、役割が根本的に異なるという点です。
サービス名 | 主な役割 | 対象者 |
---|---|---|
結婚相談所 | 出会いの提供・お見合いの仲介 | 結婚したい意思が明確な方 |
婚活コーチング | 自己理解・恋愛スキル・マインド強化 | 婚活に悩んでいる、または準備段階の方 |
コーチングが必要な方にいきなり「お見合いしませんか?」と提案しても、うまくいかないのは当然のこと。
顧客が今どのステージにいるかを見極め、適切な支援を提案できる体制が必要です。
2. なぜ一体化すると失敗しやすいのか?
結婚相談所と婚活コーチングを同時に提供すると、サービス内容が曖昧になり、顧客に伝わりにくくなることがあります。
たとえば、
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コーチング目的で来たのに、急に「紹介します」と言われて戸惑う
-
紹介を希望したのに、「まずは自己分析から」と言われて不信感を抱く
このようなミスマッチは、信頼の低下や契約率の低下につながりかねません。
3. 分けて展開することのメリット
(1)顧客にとって分かりやすい
→ ホームページやSNSで、それぞれのサービスの「目的」「対象者」「料金」が明確に伝えられる。
(2)専門性が高まる
→ 「コーチング支援の専門家」「お見合いサポートのプロ」としてのブランディングが可能に。
(3)集客・導線が整う
→ 例)コーチングで土台を整えた後、成婚を目指して相談所へステップアップ。
(4)収益モデルが安定する
→ コーチングは前払い型、相談所は成果報酬型。収益のリズムが分散され、経営が安定します。
4. どう分けて運営するか?実践ポイント
▶ 屋号やブランドを分ける
たとえば、
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「〇〇婚活コーチング研究所」=内面支援用のブランド
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「結婚相談所〇〇」=仲人・紹介業としてのブランド
それぞれでSNSアカウントやWebページを使い分けることで、顧客に混乱を与えずに済みます。
▶ 明確な導線を設計する
例:
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無料相談 → コーチング受講(3ヶ月)
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コーチ卒業後 → 結婚相談所へ入会 → 成婚へ
このようにステップを明確にしておくことで、売り込み感なくサービスを案内できます。
5. 結婚相談所×コーチングは“掛け算”で考える
分けて展開することで、両サービスは競合ではなく“相乗効果を生むパートナー”になります。
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コーチングだけでは成婚に繋がらない
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相談所だけでは内面的な変化を支援できない
だからこそ、「準備」→「実践」→「結果」の流れをつくることが鍵なのです。
分離は「切り離し」ではなく「戦略的棲み分け」
婚活支援サービスを成長させたいのであれば、ただサービスを増やすのではなく、「誰に・何を・どの順番で」届けるかを意識することが重要です。
結婚相談所と婚活コーチを分けることで、
顧客満足度が向上し導線が整い売上の柱が複数できるという好循環が生まれます。
あなたの婚活ビジネスを、より確実に・より信頼されるものにするために。ぜひ、この“分離戦略”を取り入れてみてください。
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