<ブログシリーズ④>工賃アップにつなげる「商品力」と「仕組み」

ブラッシュアップスクール東北の講師で行政書士の大場です。
このブログシリーズは、就労継続支援B型事業所の運営に役立つ情報をお届けする連載です。
第1回では「売れる商品」に変える第一歩、第2回では「利用者さんの新しい役割」、第3回では「販路拡大のステップ」についてお伝えしました。
第4回は、工賃アップ についてです。
1. 商品力が工賃に直結する
工賃を上げるためには、まず「売れる商品」であることが大前提です。
・味や品質に自信があるか
・包装やデザインで魅力を伝えられているか
・競合商品と比べて強みがあるか
・包装やデザインで魅力を伝えられているか
・競合商品と比べて強みがあるか
「買いたい」と思われる商品力があるほど、売上が伸び、工賃の原資が増えます。
2. 利益管理が不可欠
売上が伸びても、原価や経費が高すぎると工賃にはつながりません。
・原材料費や包装資材費の見直し
・作業効率の改善によるコスト削減
・利益率を把握したうえで価格設定をする
・作業効率の改善によるコスト削減
・利益率を把握したうえで価格設定をする
「いくら売れたか」だけでなく「いくら残ったか」を意識することが、工賃アップへの第一歩です。
3. 仕組みとして工賃アップを支える
単発の売上ではなく、継続的に工賃を高めるには「仕組み」が必要です。
・定期受注や企業コラボで安定した販売先を持つ
・生産活動の加算(目標工賃達成指導員配置加算など)を活用する
・利用者さんの作業記録を残し、監査や実績報告につなげる
仕組みを整えることで、工賃アップは「一時的な成果」ではなく「持続的な成果」となります。
工賃アップのカギは
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商品力(売れる商品を作ること)
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利益管理(残す仕組みを持つこと)
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仕組み化(安定的に続けられること)
この3つをバランスよく整えることです。
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2025年10月01日 19:29