<B型事業所の訓練と生産活動①>訓練と生産活動の違いを整理

ブラッシュアップスクール東北の講師で行政書士の大場です。
このブログシリーズでは、就労継続支援B型事業所の運営に役立つ情報をお届けしています。
第1回のテーマは「訓練と生産活動の違い」です。
日々の活動でよく耳にするこの二つの言葉ですが、目的や役割は大きく異なります。
工賃アップや支援計画を考えるうえで、まずはその違いを整理しておきましょう。
訓練とは
訓練は、利用者さんが日常生活や就労に必要な力を身につけることを目的とした活動です。
・生活リズムを整える
・作業に慣れる
・集中力や基礎的なスキルを養う
・作業に慣れる
・集中力や基礎的なスキルを養う
清掃や軽作業、パソコン練習などが代表的で、収益よりも「できることを増やす」ことが重視されます。
生産活動とは
生産活動は、商品やサービスを提供して売上を得て、工賃に反映させることを目的としています。
・内職作業
・菓子製造・パン製造
・農作業や軽作業
・印刷や封入・検品、デザイン作業
成果は利用者さんへの工賃という形で直接還元されます。
違いを整理すると
●訓練=成長を目的とする活動(成果は「スキル」)
●生産活動=収益を目的とする活動(成果は「工賃」)
●生産活動=収益を目的とする活動(成果は「工賃」)
どちらか一方ではなく、利用者さんの状況に合わせてバランスよく組み合わせることが重要です。
「訓練で力をつけ、生産活動で成果を出す」――利用者さんの成長と工賃アップの両立が制度上求められています。
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就労継続支援B型事業所の生産活動サポート(ブラッシュアップスクール東北)
2025年10月01日 20:15