採用ページがあるのに、なぜ採用できないのか? |第1回

こんにちは、ブラッシュアップスクール東北
WEB集客再生プロデューサーの小原です。
採用ページがあるのに、なぜ採用できないのか?
―採用難時代の「選ばれる企業づくり」5ステップ
【第1回】「なぜ今、“採用情報ページ”では人が集まらないのか?」ついて解説します。
あなたの会社には、すでに「採用ページ」があるかもしれません。
会社概要の下に、募集要項や福利厚生、エントリーフォームを設置して、求人情報として
必要な内容はしっかり載せている。
それでも、「応募が来ない」「人が集まらない」という悩みを抱えていませんか?
結論から言えば、今の時代、ただ情報を載せただけでは人は集まりません。
なぜなら、採用市場はすでに「売り手市場」だからです。
■ 求職者が企業を見る視点は変わった
かつては、仕事を探す人が「企業に選ばれる」という感覚が一般的でした。
しかし今は、求職者が企業を選ぶ時代です。
特に20~30代の若手人材は、複数の企業を比較し、自分にとって「心地よく働ける場所」
「成長できる環境」「共感できるビジョン」を基準に企業を選ぶ傾向が強くなっています。
つまり、給与や条件だけではなく、「この企業で働く未来」をリアルに想像できるかどうかが、
応募の大きな分かれ道になっています。
■ 採用情報ページの限界
企業ホームページ内にある採用情報ページは、どの会社も大きく変わりません。
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募集職種・仕事内容
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必要資格・スキル
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勤務地・給与・休日
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福利厚生
こうした情報は、もちろん必要です。しかし、これはどこの企業も似たような内容になります。
求職者は何十社も比較する中で、「条件が少し違うだけ」「文章が事務的で面白くない」
と感じてしまうのです。
あなたの会社がいくら魅力ある文化やビジョンを持っていても、それが伝わっていなければ、
存在しないのと同じです。
採用情報ページは、あくまで「応募フォームへの入口」であり、応募意欲を高める役割はありません。
だからこそ、応募が来ないのです。
■ 採用は“営業活動”と同じ
営業活動を考えてみてください。
ただ「こういう商品があります」「このサービスが月○円です」と情報を並べただけで契約が取れるでしょうか?
今はどんなビジネスでも、「選ばれる理由」「信頼できる理由」「共感できる物語」が求められています。
採用も同じです。
企業が一方的に「募集しています」と言うだけではなく、「どんな人と、どんな未来を築きたいか」を発信し、
その価値観に共感した人が応募する。これが現代の採用活動です。
つまり、採用活動は“企業の営業活動”そのもの。
求職者は「商品」ではなく「顧客」です。あなたの会社が求職者にとって“選ぶ理由がある企業”でなければ、
選ばれません。
■ 「働くイメージ」を描けなければ、応募は来ない
求職者が求めているのは情報ではなく、未来像です。
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この会社で、どんな人と働くのか
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自分はこの職場で、どんなふうに成長できるのか
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どんなビジョンを持った会社なのか
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仕事が自分の人生にどう関わってくれるのか
求人票や採用ページでは、こうした未来像は伝わりません。
だから、採用ブランディングが必要なのです。
■ 採用ブランディングとは?
採用ブランディングとは、あなたの会社がどんな理念を持ち、どんな人たちと、どんな未来を目指しているのかを明確にし、言葉・ビジュアル・コンテンツとして発信することです。
- 理念やビジョン
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働く人の想い
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社内の文化・雰囲気
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働く未来のイメージ
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キャリアステップや成長ストーリー
これらを丁寧に伝えることで、求職者が自分ごととして「ここで働く姿」をイメージできるようになります。
採用情報ページが「事実を伝える」のに対し、
採用ブランディングは「未来を想像させる」のが目的です。
■ 求職者が動くのは、感情が動いたとき
人は理屈ではなく、感情で動きます。
「この会社、なんかいいな」「ここでなら頑張れそう」「この人たちと働いてみたい」
そう思わせる情報発信ができている企業だけが、選ばれる時代です。
逆に言えば、今あなたの会社が人を集められていないとすれば、
企業としての魅力が伝わっていない、未来像が見せられていない、それが原因です。
■ 次回予告
次回は、「求職者は“情報”ではなく“共感”で動く ─ 採用ブランディングの基本」と題して、
採用ブランディングの考え方と、共感される発信について詳しくお伝えします。
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