採用ページがあるのに、なぜ採用できないのか? |第2回

こんにちは、ブラッシュアップスクール東北
WEB集客再生プロデューサーの小原です。
採用ページがあるのに、なぜ採用できないのか?
―採用難時代の「選ばれる企業づくり」5ステップ
【第2回】「求職者は“情報”ではなく“共感”で動く ─ 採用ブランディングの基本」ついて解説します。
前回の記事では、採用情報ページだけでは人が集まらない理由についてお伝えしました。
今回は、そもそも今の求職者が「どんな基準で企業を選んでいるのか?」を掘り下げ、
採用ブランディングがなぜ必要とされるのか、その基本についてお話しします。
■ 求職者が企業を選ぶ「本音」
近年、多くの企業が採用難を感じていますが、若手人材の声を拾っていくと、次のような傾向が浮かび上がります。
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「働く理由は給与だけではない」
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「自分に合う会社で働きたい」
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「共感できない企業には行きたくない」
このように、企業選びの基準が大きく変化しています。
いわば、求職者は「共感」を軸に企業を選ぶ時代になったと言えるでしょう。
■ 求職者が知りたいのは「未来の自分」
採用情報ページでよくあるのは、待遇・休日・福利厚生・募集要項。
これらは重要ですが、それ以上に求職者が知りたいのは次のことです。
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自分はここで、どんな仕事ができるのか?
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どんな人たちと働くのか?
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どんな成長ができるのか?
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自分らしく働ける環境があるのか?
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会社はどんな未来を目指しているのか?
つまり、求職者が本当に探しているのは「自分がここでどう働くか」というリアルなイメージ。
未来像が描ける企業しか、応募の候補にすら入らないのが現実です。
■ 「企業の魅力」は伝えなければ伝わらない
どの企業にも、きっと素晴らしい理念や文化、人材があります。
しかし、それが言葉やビジュアルで表現されていなければ、存在しないのと同じです。
求職者は、企業HPを見ただけでは何も分かりません。
エントリーしようか迷っている段階の人にこそ、伝えるべきなのは次のような情報です。
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企業理念・ビジョン
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働く人の想い
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日常の雰囲気や文化
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入社後の成長ストーリー
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仲間と目指す未来
これらをしっかり伝えることで、共感が生まれ、応募という行動につながります。
■ 採用ブランディングとは「未来の仲間を惹きつける設計」
採用ブランディングは、単なる採用活動ではありません。
会社の未来を共に創る仲間と出会うための「ブランド戦略」です。
例えばこんな発信が、求職者の心を動かします。
従来の情報発信 |
採用ブランディング |
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募集職種・勤務条件 |
どんな未来を描いて働くのか |
福利厚生一覧 |
働く人の日常や価値観 |
社内イベント紹介 |
チームで叶えたいビジョン |
表面的な情報から、未来へのストーリーへ。
これが、共感で選ばれる企業への第一歩です。
■ 共感がなければ、応募は生まれない
求職者は膨大な情報の中で企業を選んでいます。
そんな中で「なんとなく条件が良い」「通勤が近い」だけでは選ばれません。
逆に言えば、企業側が発信しない限り、“あなたの会社らしさ”は永遠に伝わらない。
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「この会社なら、自分らしく働けそう」
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「この人たちと一緒に未来を描きたい」
そう感じてもらえるかどうか。
その鍵を握るのが、採用ブランディングです。
■ 採用ブランディングを始めるために必要な視点
まず、以下を明確にしましょう。
1️⃣ 誰に来てほしいのか?(ターゲット像)
2️⃣ どんな未来を共にしたいのか?(ビジョン)
3️⃣ そのために、どんな言葉で伝えるのか?(メッセージ設計)
4️⃣ どんな写真・動画で表現するか?(ビジュアル設計)
この設計ができれば、共感が生まれ、自然と応募も増えていきます。
■ 次回予告
次回は、「採用情報ページと採用特設サイト、その違いを知らずに損している企業へ」というテーマで、
なぜ今、効果の出る企業が採用特設サイトを作っているのかを解説します。
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