<ブログシリーズ②>利用者さんの新しい役割 ・製造からデザインへ

ブラッシュアップスクール東北の講師で行政書士の大場です。
このブログシリーズは、就労継続支援B型事業所の運営に役立つ情報をお届けする連載です。
第1回では「売れる商品」に変える第一歩として、保存性・コスト・作業性の3つの視点をお伝えしました。
今回は、商品づくりにおける 利用者さんの新しい役割 に注目します。
1. デザイン活動の可能性
これまでB型事業所の生産活動といえば「製造」が中心でしたが、最近は デザイン分野 に関わる取り組みが広がっています。
包装紙やパッケージ、POP、チラシなど、商品を魅力的に見せるためのデザインは販売に直結し、PCやタブレットを活用することで利用者さんも十分に関われます。
2. 実際の取り組み事例
・パッケージの模様や色を選ぶ作業
・POPのイラストや文字入れ
・チラシ用の写真撮影
・事業所で使うポスターや掲示物のデザイン
製造工程に加えてデザイン分野を担当することで、利用者さんは新しい「得意分野」を発見するきっかけにもなります。
3. デザインを取り入れるメリット
・商品の魅力が伝わりやすくなる
・利用者さんの自己表現の場が広がる
・地域や顧客から「オリジナリティがある」と評価されやすい
つまり、デザインは「売れる商品づくり」に直結するだけでなく、利用者さんの可能性を広げる取り組みでもあります。
B型事業所の商品づくりは「製造」だけにとどまりません。
デザイン分野を取り入れることで、商品力と利用者さんの自己表現の両方が豊かになります。
次回のブログはコチラ⇒<ブログシリーズ③>販路拡大のステップ・ 直売・イベント・企業コラボ
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2025年10月01日 18:11