<ブログシリーズ③>販路拡大のステップ・ 直売・イベント・企業コラボ

ブラッシュアップスクール東北の講師で行政書士の大場です。
このブログシリーズは、就労継続支援B型事業所の運営に役立つ情報をお届けする連載です。
第1回では「売れる商品」に変える第一歩、第2回では「利用者さんの新しい役割」としてデザイン分野への広がりをご紹介しました。
第3回は、作った商品をどう届けていくか――販路拡大のステップについてお伝えします。
1. まずは「直売」で手応えをつかむ
事業所前や地域イベントでの直売は、もっとも始めやすい販路です。
●利用者さん自身が販売に関わることで、やりがいや接客の経験につながる
●お客様の声を直接聞けるため、商品改善のヒントになる
●小さな数量から試せるので、リスクが少ない
直売は「小さく始める第一歩」として最適です。
2. 「イベント出店」でファンを増やす
地域のお祭りやマルシェ、福祉フェアなどへの出店は、商品を多くの人に知ってもらうチャンスです。
●通常の販売では出会えないお客様との接点が生まれる
●試食や実演で商品の魅力を伝えやすい
●名刺やパンフレットを配布し、次の取引につなげられる
イベントは「認知度アップ」と「リピーターづくり」に効果的です。
3. 「企業コラボ」で継続的な販路を確保
地域企業や自治体と連携することで、安定した販売先をつくることができます。
●地元企業の記念品やノベルティに採用してもらう
●自治体の行事や学校給食など公共案件に納品する
●CSR(社会貢献)を意識した企業に「福祉商品」を提案する
コラボは「一度きりの販売」から「継続的な受注」へつながる大きなステップです。
販路拡大は
直売 → イベント出店 → 企業コラボ
というステップで広げていくと無理なく進められます。
まずは小さな直売で経験を積み、イベントで知名度を上げ、最後に地域企業や自治体とのコラボで販路を
確立していくとB型事業所の強みが見いだせます。
次回のブログはコチラ⇒<ブログシリーズ④>工賃アップにつなげる「商品力」と「仕組み」
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2025年10月01日 18:52