採用ページがあるのに、なぜ採用できないのか? |第4回

こんにちは、ブラッシュアップスクール東北
WEB集客再生プロデューサーの小原です。
採用ページがあるのに、なぜ採用できないのか?
―採用難時代の「選ばれる企業づくり」5ステップ
【第4回】「効果を出す採用サイトに必要な5つのコンテンツ」ついて解説します。
前回は、採用特設サイトが「効果を出す理由」として、通常の採用情報ページとの違いについて解説しました。
今回は、いざ採用サイトをつくる際に、どんなコンテンツを揃えれば「応募が集まるサイト」になるのか?
具体的な5つの要素をご紹介します。
■ 成功する採用サイトに共通する5つのコンテンツ
① 理念・ビジョン ─ どんな未来を描く企業なのか
今の求職者は、会社の「事業内容」以上に、
その会社がどんな想いで、どんな未来を目指しているのかに共感するかどうかで応募を決めます。
「この会社は、何を大切にしているのか?」
「自分の価値観と合いそうか?」
「ここで働くことが、社会や自分にどんな意味をもつのか?」
こうした問いに答えられるのが、理念・ビジョンの発信です。
採用特設サイトでは、トップページからしっかり言語化し、写真や動画も交えて伝えることが効果的です。
② 社員インタビュー ─ “生の声”こそが最大の共感ポイント
求職者は企業側の言葉以上に、実際に働く人のリアルな声に共感します。
「どんなきっかけで入社したのか?」
「働いてみて、ギャップはあったか?」
「どんなやりがいがあるか?」
「どんな未来を目指しているのか?」
これらを、本人の言葉で具体的に伝えるコンテンツは、共感を得やすく、応募動機につながります。
顔写真、仕事風景、オフショットなど、リアルさを感じさせるビジュアルも重要です。
③ キャリアステップ ─ 入社後の未来像が描けるか
採用情報ページにありがちな「募集職種一覧」では、未来が見えません。
求職者は、自分がこの会社で成長し、どんなキャリアを歩めるかを知りたがっています。
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入社1年目はこんな仕事
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3年目にはリーダーを目指せる
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10年後にはこういうポジションも
このように、具体的な成長ストーリーやモデルケースを示すことで、
「ここなら自分も成長できる」と未来をイメージしやすくなります。
④ 会社カルチャー・雰囲気 ─ “誰と働くか”の安心感
人が働く理由は「仕事内容」だけではありません。
今は「どんな人たちと、どんな雰囲気で働けるか」を重視する時代です。
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どんな社風か(風通し・上下関係・挑戦できる風土)
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普段のコミュニケーション(オフショット・座談会など)
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会社のイベントや制度(歓迎会・表彰・福利厚生など)
こうした情報をビジュアルで伝えることで、求職者は自分が溶け込めそうかどうか判断できます。
働く場所としての安心感が、応募を後押しします。
⑤ ビジュアル(写真・動画) ─ 見える“空気感”が共感を生む
どんなに素晴らしい理念や制度も、文字だけでは伝わりにくいものです。
だからこそ、写真や動画を効果的に使い、「雰囲気」を伝えることが重要です。
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オフィス内の風景
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働く姿(真剣・笑顔)
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チームでのコミュニケーション
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先輩・後輩の関わり
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インタビュー動画、1日の密着ドキュメント
これらは言葉以上に、「この会社、なんか良さそう」という感情のスイッチを押す力を持っています。
■ 5つのコンテンツは一貫した“世界観”で
ここまで挙げた5つのコンテンツは、ただ揃えればいいわけではありません。
ターゲットに合わせて統一感ある設計・デザイン・言葉選びが必要です。
例えば、
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若手向け → 明るくフレッシュなデザイン、未来への挑戦を打ち出す
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女性向け → 柔らかいトーン、共感を重視、ライフイベントへの配慮を表現
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地域密着 → 温かみ、安心感、長く働ける未来像を伝える
こうした設計で、ターゲット層にしっかり刺さる採用サイトになります。
■ 採用特設サイトで成果が出る理由は「人が動く導線があるから」
求職者は、次のステップで応募を決めています。
1️⃣ 興味を持つ(共感できそう)
2️⃣ 想像する(働く未来が見える)
3️⃣ 安心する(人や風土が合いそう)
4️⃣ 行動する(応募する)
この4ステップを、自然に導くのが採用特設サイトです。
「情報を並べただけ」「お知らせ的なページ」との違いは、ここにあります。
■ 次回予告
次回は、いよいよ最終回。
「御社に今、必要なのは採用ページではなく“採用戦略”です。」というテーマで、採用ブランディングから採用サイト制作への具体的な第一歩をお伝えします。
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