結婚相談所・婚活支援者のための「ビフォーアフター・問題提起型」文章術③

こんにちは、「ブラッシュアップスクール東北」で講師を務めています行政書士の大場です。
本日は、「結婚相談所・婚活支援者のための「ビフォーアフター・問題提起型」文章術③」をお伝えいたします。
第三回目は「私のことだ」──読者の心を掴むビフォー(Before)の描き方というテーマです。
それでは、はじめていきましょう。
なぜ“ビフォー”が必要なのか?
多くの結婚相談所のブログは、いきなり 「私たちのサービスなら理想の結婚ができます!」 とアピールしがちです。
でも、婚活希望者はこう思っています。
「理想はわかる。でも、今の私にできる気がしない…」
だからまずは、読者が抱える 現状の悩みや葛藤(ビフォー) を文章で描くことが大切になります。
すると読者はこう感じます。
● 「これ私のことだ」
● 「この相談所なら分かってくれそう」
ビフォーを描く3つのステップ
ステップ1|読者の現状を具体的にイメージする
ステップ2|「悩みの日常シーン」を描写
読者の1日の中で「ふと不安になる瞬間」を切り取ります。
例文
「仕事から帰宅後、1人でコンビニのご飯を食べながらスマホをスクロール。友人の結婚式の写真に『おめでとう』とコメントしたけど、心の奥ではチクっと痛みが走った」
ステップ3|感情を言語化する
現状の描写に、読者が感じている感情を添えます。
・「私、このまま一人かもしれない」
・「婚活してもうまくいかなかったらどうしよう」
ビフォー実例
❌ NG例:抽象的な文章
「結婚を諦めかけている方は多いものです。」
〇 OK例:具体的で感情的
「誕生日の夜、誰からも連絡が来ないスマホを見つめながら『私、このままずっと一人かも…』とつぶやいた」
書き方のコツ
●読者の「あるある」を散りばめる
→ 例「親から『そろそろ…』と言われるのがプレッシャー」
●数字や状況でリアリティを出す
→ 例「アプリで10人とマッチングしたけど、誰とも続かなかった」
●短い文章でリズムよく
→ 重いテーマなので読みやすさを意識。
ビフォーの後に続ける一言
ビフォーの後は 読者を次の未来(アフター)へ誘導します。
例
「そんなあなたも、半年後には隣に笑顔のパートナーがいる未来を想像できますか?」などと未来を見せる
次回予告
次回は 「私にもできるアフター(After)の描き方」 です。
読者に「私もこうなりたい!」と思わせる理想の未来の描き方をお伝えします。
次回のブログはコチラ⇒私にもできるアフター(After)の描き方